「さぽんて」で、夢へのチャレンジや、勤務では経験できないことも。/看護師インタビュー

さぽんて」は、医療・福祉・介護の有資格者と、サポートが必要な人が、つながり合い助け合えるプラットフォーム。

看護師・保健師・助産師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・介護福祉士が「さぽんて」に登録しており、いつどんなことをお願いしたいのかをリクエスト掲示板に書き込むと、有資格者が挙手して個別に連絡を取り合いサポートをする仕組みになっています。
(2024年7月現在:対象地域は札幌市)

ヨガインストラクターの卵でもある看護師のMさんにインタビューしました。

「さぽんて」をどこで知りましたか?

看護師が病棟以外でも働ける場所を探していて、GoogleやX(旧Twitter)で「札幌 看護師」「札幌 ボランティア」などで検索し、「さぽんて」を知りました。
「有償ボランティア」というものも、初めて知りました。

なぜやってみようと思ったのですか?

病棟以外でも働きたいと思っていたので、在宅や福祉など病棟以外の体験を、休みの日や隙間時間でできるとよいなと思いました。

これまでに「さぽんて」でどんな活動を

個人へのサポート

障害者の自宅で、部屋の掃除、料理、お話し相手など、日常生活の支援をしたことがあります。

リクエスト掲示板に投稿されていたものに手を挙げました。
障害者のケアをしたことがなかったので、ためらいもありましたが、やってみないとわからないですし、困っているんだろうなと思ったので、少しでも役に立てるのならチャレンジしてみたいと思いました。

お話し相手になることがメインで、もっと何かをしなきゃいけないのではと思ってしまうけれど、障害者が一人暮らしをするうえで、「誰かがいてくれる」「話し相手になってくれる」ということも大事なことなんだとわかりました。

看護師として「勤務する」では経験できないことを、「経験させてもらっている」感覚にもなりました。

「さぽんて」に登録した方は、やってみたいという気持ちがあると思うので、できる・できないを自分で判断しないで、コミュニケーションを取ってみることが、相手にとってはありがたいことだとも思います。
「相手のため」にもなるけど、「自分の経験のため」にもなっています

NPO法人あえりあのリクエストに対してサポート

福祉施設等のサポート

リクエストに挙手してみましたが、タイミングが合わずでした。

NPO法人あえりあの健康教室「ココカラ」

医療・介護の専門職による健康教室「ココカラ〜ココロもカラダも健康に〜」の当日スタッフをしました。

高齢者向けのヨガは習ったことがないのですが、いつか人に教えたいという夢があるので、そのきっかけになるといいなと思ってチャレンジしてみました。

参加者の方が、思っていたより元気で「高齢者はできない」と決めつけてしまっていた自分に気付き、また、スタッフも「すっきりした」「気持ちよかった」と言ってくれて、人にヨガを教えてフィードバックを得るという初めての体験をすることができました。
インストラクターの先生にも報告して、先生からフィードバックをもらって学びにもなりました。
やってみてよかったです。

「ココカラ」では、全体の構成は作られていて、司会進行も運営メンバーが行い、しっかり準備されているなかで一部分(今回は、ヨガの約20分間)だけを担当するので、チャレンジしやすいと思います。

医療職としてだけでなく、自分がやってみたいことをやってみるチャンスになる場でもあるなと思いました。

「さぽんて」でこんなことをしてみたい

今年の夏、アーユルヴェーダを学んでくるので、マッサージもやってみたいです。体質診断をできる資格も取ろうと思っているので、相手に合わせたケアができるようになりたいです。

※このインタビュー中に、2024年10月6日の「あえりあマルシェ」でヨガを行うことが決まりました!

「さぽんて」を使ったことがない人へ

やってみたいことを躊躇する気持ちもわかりますが、一歩踏み出してみてほしいと思います。
経験することで広がる世界がありました。

「リクさぽ(サポートをリクエストする人)」さんから教えていただけることもたくさんあります。
リアルな在宅生活をみせていただきながら、自分も関わらせてもらえて、すごくありがたい機会をいただいていると思っています。